こんにちは。ハチは後ろ向きに飛べると知って驚いた、ちょうふサポステブログ担当のHです。
最近よく聞く、というよりもう1年以上ニュースなどで取り上げられて耳になじんできたChatGPTなどのAI。「聞いたことはあるけど使ったことはない」「ちょっと使ったけどよくわからなかった」などと言う人も多いのでは?
実はこの4月1日から、Web版で利用する場合は登録なしでChatGPTが使えるようになりました。
利用するハードルが下がったChatGPTを就活で使う方法を、今日はご紹介したいと思います。
【目次】
>ChatGPTを触ってみよう
>職種を提案してもらおう
>志望動機を作ってもらおう
>AIとうまく付き合おう
ChatGPTを触ってみよう
ChatGPTは以下のURLからアクセスできます。また、スマホアプリもあります。操作方法に大きな違いはありませんのでどちらを使っても構いません。
利用する前にはデータ収集の設定を確認してください。設定をオンにするとチャットの履歴を閲覧できるようになるなどのメリットもありますが、入力したチャットの内容がAIのトレーニングに使われ、サーバに溜められることになります。設定は、登録なしの場合は画面右下にある小さな「?」マークから、登録ありの場合は左下の設定メニューから行ってください。
さて、では早速話しかけてみましょう。おしゃべりをするように書けば大丈夫です。ChatGPTは回答が長い場合があるので、ここでは短めに答えてくれるようにお願いしてみます。
YOU
就活を始めたいと思っています。何から始めたらいいですか?少しブランクがあって、急に長時間働くのは難しいと思っています。長い解説は不要なので要点だけ手短かに教えてほしいです。
ChatGPT
まずは自分の興味やスキルを整理して、どんな仕事が自分に合っているか考えてみましょう。その上で、求人情報を調べてみて、自分が興味を持ちそうな職種や企業をリストアップしてください。その後、履歴書や職務経歴書を整えて、自己PRや志望動機をまとめておきましょう。そして、就職活動を始める前に、自己分析や準備をしっかり行ってから、応募する企業を絞っていくと良いですよ。
ちょっとわかりにくいですね。もっと簡潔に答えてもらうようにしましょう。
YOU
もっと簡潔にしてもらえますか?まずは最初にやると良さそうなことを3つくらい教えてください。それと、近所にちょうふ若者サポートステーションってところがあるから使おうと思っています。
ChatGPT
興味や能力に合った職種や業界をリサーチする: 自分の興味やスキルに合った職種や業界をインターネットや書籍などで調べます。
履歴書や職務経歴書の作成: 職務経歴や学歴、スキルなどの情報を整理し、履歴書や職務経歴書を作成します。これらの書類は応募時に必要となります。
ちょうふ若者サポートステーションの利用: 就職活動に関するアドバイスや支援を得るために、近くのちょうふ若者サポートステーションを利用します。彼らは履歴書の書き方や面接対策など、就活に役立つ情報を提供してくれます。
だいぶわかりやすくなりました。そして最後の項目では、空気を読んでちょうふ若者サポートステーションを紹介してくれました。AIもなかなかやりますね。
職種を提案してもらおう
では、ChatGPTの提案に沿って進めてみましょう。どんな職種や業界が考えられるでしょうか。ここでは自分のプロフィールをもとに、自分に合う職種を提案してもらいます。思い付いたことをダラダラ書いてしまってオーケーです。
YOU
いま25歳です。高校生のときに倉庫の品出しのバイトをやったことがあります。そのあと新卒でITの仕事をしたんですけど締め切りのストレスがやばくて2年目の途中で辞めちゃいました。ITだと人と話さないでもいいかと思ったらそうでもなかったです。倉庫のときみたく、あまり人と話さないでコツコツとした作業の方が好きかなあと思いました。でも、倉庫以外で考えたいです。
ChatGPT
倉庫での経験やIT業界での経験を生かせる仕事を考えると、以下の職種が適しているかもしれません。
製造業の生産ライン作業員: 製品の組み立てや梱包など、コツコツとした作業が求められます。物を作る過程に参加することで、成果を目にすることができます。
物流センターの荷物仕分けスタッフ: 倉庫での経験を生かせる仕事であり、人との接触は少なめです。物流の流れを管理することで、効率的な作業をサポートします。
データ入力業務: コンピュータを使用してデータ入力を行います。自分のペースで作業しやすく、独自の作業に集中できます。正確な入力が重要なため、集中力を発揮することが求められます。IT経験を活かして、データ入力システムの改善や効率化にも貢献できる可能性があります。
こんな感じで、会話を踏まえた提案をしてくれました。
志望動機を作ってもらおう
次は、この中からデータ入力業務を選び、履歴書に書くための志望動機を作ってもらいましょう。
YOU
データ入力業務の志望動機を書いてください。
ChatGPT
志望動機は次のように書くことができます:私はデータ入力業務に興味を持っており、その理由はいくつかあります。
まず、コツコツとした作業が好きであり、データ入力業務はそのような作業に適していると考えています。過去の経験から、集中して繰り返しの作業に取り組むことが得意であり、正確性と効率性を重視する姿勢を持っています。
また、IT業界での経験を生かし、コンピュータやデータ入力システムに精通しています。これにより、迅速かつ正確なデータ入力が可能であり、データ品質の向上に貢献できると考えています。
さらに、データ入力業務を通じて、組織の効率化や業務プロセスの改善に貢献したいという意欲があります。データ入力業務は組織の中で重要な役割を果たし、正確なデータは意思決定に不可欠です。そのため、自身のスキルや経験を活かし、組織の成長に貢献したいと考えています。
以上の理由から、データ入力業務に興味を持ち、積極的に取り組みたいと考えています。
ちょっと不自然な文章ですが、いままでの経歴も織り込んだ志望動機ができていますね。でも、「組織の効率化や業務プロセスの改善に貢献」はちょっと重すぎるので避けてもらいましょうか。
YOU
組織の効率化とか業務プロセスの改善はちょっと重すぎるので避けたいです。再度書いてください。
ChatGPT
理解しました。以下のように修正します:データ入力業務に興味を持つ理由はいくつかあります。
まず、私はコツコツとした作業が得意であり、データ入力業務はそのような作業に適していると考えています。過去の経験から、集中して繰り返しの作業に取り組むことが得意であり、正確性と効率性を重視する姿勢を持っています。
また、IT業界での経験を生かし、コンピュータやデータ入力システムに精通しています。これにより、迅速かつ正確なデータ入力が可能であり、データの品質を維持することができます。
さらに、データ入力業務は組織の中で重要な役割を果たします。私は、自身のスキルや経験を活かし、チームの一員として貢献したいと考えています。正確なデータ入力により、組織全体の業務効率を向上させることができると信じています。
以上の理由から、データ入力業務に興味を持ち、積極的に取り組みたいと考えています。
こちらの要望に沿って書き直してくれました。重すぎた部分はチームワークの話に変更されています。「組織全体の業務効率」という話は残ってますけどね。
さて、こうやって対話を重ねながら文章を作っていくわけですが、それをそのまま使うのはお勧めしません。AIがざっと作ってくれたものは、あくまでも「ざっと作ったそれっぽいもの」にすぎないからです。ChatGPTが作ってくれた文章を叩き台にして、最終的には自分の言葉で書くのが良いでしょう。
AIとうまく付き合おう
AIの便利さに慣れてくるとついAIで何でもやりたくなってしまいます。ですが、さきほども書いたように「AIを使う」というより「AIも使う」というやり方をおすすめします。ChatGPTも最後の項目として「ちょうふ若者サポートステーションの利用」を挙げてましたしね。若干、言わせた感もありますが(笑)。
以上、AIを使った就活の進め方について簡単にお伝えしました。ChatGPTを使って効率化したり考えを深めたりしながら、ちょうふ若者サポートステーションのキャリア相談やセミナーも利用してもらえると嬉しいです。
また、ここでは詳しく説明しませんでしたがAIも間違います。と言うより、AIは自分自身の言葉の中の何が間違いで何が正解かを判断するのが不得意で、自信満々な顔をして嘘をつくことがあります。そういう意味でも、AIに頼り切ってしまうのではなくうまくAIと協力しながら進めて行けると良いですよね。
「ChatGPTを使った就活の方法をもっと知りたい」「対話を繰り返すコツをもっと知りたい」と思った方は、ぜひ「ChatGPTと志望動機を作ろう」というオンラインセミナーにご参加ください。志望動機の作り方はもちろん、面接練習や頭の整理など、ChatGPTを使って就活をより速くより深く進める方法いろいろとお伝えします。15歳~29歳の方が対象と年齢制限はありますが、登録不要で参加できるセミナーですのでお気軽にどうぞ。すでにちょうふ若者サポートステーションに登録済みの方は、スタッフに問い合わせてみてください。
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P.S. 実は冒頭のハチの豆知識を教えてくれたのはChatGPTです。
※OpenAIの規約により18歳未満の方がChatGPTを利用される場合は親権者又は法定後見人の許可を得る必要があります。
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