皆さん、5月23日に公開になった「岸辺露伴は動かない　懺悔室」はもうチェックしましたか？
Ｎはもちろん公開直後に行ってまいりました！！

漫画、小説の実写化は正直　ちょっと苦手なんですが、「岸辺露伴は動かない」は別ッッ！
ドラマも毎回素晴らしいですが、今回の懺悔室も大満足でした。

この岸辺露伴のドラマは原作読んでない方やJOJOシリーズのこと全く知りません、という方にもお勧めなんですよね。
※ちなみに、NはJOJOシリーズは人並み？には嗜んでおりまして
好きな部は1部と5部。好きなキャラはディオとツェペリさんとプロシュートです。
ということで（？）本日は「岸辺露伴は動かない」のお勧めポイントを勝手に語る回です。

●お勧め１　タイトルがすごいッッ！！

「岸辺露伴は動かない」ってめちゃくちゃ気になるタイトルだと思いません？
なぜこんなタイトルなのかというと・・・

基本的に主人公である岸辺露伴は物語における傍観者であり、何かを解決したり人を助けようと動いたりするわけではないからです。
漫画家として取材をする中で遭遇した怪異やトラブルの体験談が描かれます。
主人公がバリバリ活躍して、トラブルを解決するとか敵を倒す、みたいなお話ではありません。

ということを、「動かない」というタイトルで表しているセンスッッ！
だって別に岸辺露伴体験記、とか岸辺露伴の奇妙な日常、とかそういうタイトルでもいいわけですよ。
それが「岸辺露伴は動かない」
動かないってどういうこと？って好奇心をくすぐられますよね。

●お勧め２　何も解決しない

お勧め１にも書いたように、基本的に露伴先生は解決のために奔走したりはせず、ただ傍観するか、
せいぜい自分の身に降りかかってきた火の粉を払うぐらいのことしかしません。

なので、毎回 特に何も解決しないし、種明かしもありません。
どういうことだったんだろう？と煙にまかれた感じで終わります。
スッキリ！とはしないけど、だからこそジワジワと心に残る。
何だか自分もその世界に紛れ込んで不可思議な状況を覗き見ていたようなそんな気持ちになってきます。

これはどういうことで何が起こってたんだろう？と、数日間ついつい思い返して考えて・・・
何だか思考が鍛えられるような。　そんな体験ができる作品となっております！

●お勧め３　幸せとは何か？考えさせられる

今回の懺悔室という話は【幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう】という呪いが主軸になっています。
その呪いをかけられた劇中人物たちは何とか幸せにならないように奮闘します。

絶望を回避するためには、幸せを回避しないといけない。
幸せなことが起こっても喜べないわけです。
絶望はしたくない、かといって幸せを手放さいといけない人生も辛い・・・　すごい設定です！

「幸せが襲い掛かってくる」
「幸せと絶望は表裏一体」
「呪いとは何か？幸運とは何か？」

など見ている側にも、幸せって何なの？と問いかけてくるセリフが多数。

また、作中屈指の名場面、ポップコーン対決というシーンにて飛び出す
「運命とは、ほんのちっぽけな事で決まる」　というセリフも深い！
そう、人の人生なんてちっぽけな出来事の積み重ねかもしれません。
ちっぽけな事か、幸せか、不幸せか、絶望かを決めるのも一人一人の捉え方次第だよな～と見ていて感じました。

気になる方は、ぜひ「岸辺露伴は動かない」の世界に触れてみてくださいね～。
各種配信サイトでドラマ版もアニメ版も配信されていますので要チェック。
私のお勧めは「くしゃがら」と「ザ・ラン」です！

ぜひ、不思議な世界を覗き見て　自分の視野を広げてみましょう

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