こんにちは。たまにはお仕事から離れて今日は自分の趣味バリバリの話題です。
テレビ大好きNは、テレビ番組のことを分析するのも大好きでして。
今日は気になる番組についてちょこっと真面目に思うことを書いてみたいと思います。
TBSドラマ「不適切にもほどがある」 すごく話題になっていますね。
私は25年ぐらい、大人計画(阿部サダヲ、宮藤官九郎が所属している劇団です)を
追いかけ続けておりまして、当然阿部サダヲさん宮藤官九郎さんのことも尊敬、敬愛、崇めています。
もちろん、不適切もリアルタイムで見て録画ですぐにもう1回見て、ミュージカルシーンを複数回見直しています(笑)
宮藤さんが脚本を書いたいわゆるクドカンドラマというものは、いつも話題になりますし、作品毎に根強いファンがついています。
=池袋ウエストゲートパーク、木更津キャッツアイ、あまちゃん、タイガー&ドラゴン、いだてんetc
熱狂的なファンがつく半面、ちょっと変わった作風なので受け付けない人も結構おり、賛否両論になりがち。
(ちなみに私のイチオシはマンハッタンラブストーリー!全人類に見てほしい)
ただ、今回は今までとちょっと話題になり方が違う気がします。
・幅広い年代、それも割と年齢高めの方に大好評
・賛否両論の「否」の意見が凄く少ない
何が違うのかな~と気になったので自分なりに考えをまとめてみました。
①昭和世代に刺さりまくる小ネタが満載。
1986年と2024年の2つの時代を舞台にしており、昭和のあるあるネタがたくさん出てくるので
昭和生まれ、昭和に青春を過ごした人たちは懐かしい気持ちになるんですよね。
あ~懐かしい!私も持ってた!見てた!着てた! なんてものがたくさん出てくるので
自分のことも思い出したり、友達のことを思い出したり、見てて単純に楽しい!
②役者に一切妥協無し。実力派を揃えている。
例えば、話題のミュージカルシーン。 阿部さんはバンドのボーカルもやってますし、
舞台ではしょっちゅう、踊ったり歌ったりしており、ミュージカルも出演経験あり。
そりゃあ、大人計画の看板俳優ですから上手いに決まってます。
1話のみゲストの方々もミュージカルでバリバリ活躍されてる方や劇団で活躍されてる方、
舞台に複数出ている方、元宝塚の方など、歌い踊ることのプロがゴロゴロ。
レギュラー出演の方々も皆さん 舞台で実績あったり、演技に定評のある人ばかりで見応えあります。
③他者の価値観を否定しないところ
このドラマの絶妙な上手さだなと思うのが、安易に否定しないところ。
昭和と令和を対比して、昭和の人が令和の価値観に対して疑問を呈したり、
令和の人が昭和の振る舞いに苦言を呈したり、という場面はありますが、
頭ごなしに否定することや対立することはありません。
昭和と令和、それぞれの良さやそれぞれのちょっとおかしいところを
見ている人が各々考えられるような作りになっています。
昭和がすごく良かった!令和おかしいよね!と安易に価値観を押し付けてくるわけではない。
この優しさが、時代に合っているのかな~と思います。
昨今の「多様性」という言葉の意味や概念を理解していくことの難しさを感じていましたが、
時代に併せて常に変化を受け入れていくこと、自分以外の物や考え方、価値観を否定せず
いいところはあるし、悪いところも当然あるよね、と大らかに認めることなのかな、と感じています。
毎回笑えてワクワクしてすっごく楽しいドラマですが、ちょっと真面目に分析してみました。
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このドラマにハマっている方には、ぜひグループ魂という宮藤さん・阿部さん所属のバンドの
「平成の記憶がない」「サ!セ!テ!イタダイテマス」という曲を聞いてみてもらいたいです。
たぶん気に入ると思うので。
たちかわサポステは、こういうドラマ大好き、テレビ大好きなスタッフも在中しております。
他のスタッフにも「今期はこれがおすすめです」と布教しまくっています。
ぜひぜひ、まずは気軽にどんなところか見に来てみてください!
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