暑いですね。
暑くなりましたね。
それでもサポステの中はエアコンがついているので、それなりに快適に過ごせていますが、こんな暑い日でも、外で働いている人はいます。
少し前、サポステを利用していた方が、清掃のお仕事を始めました。
その方とは、お仕事が決まったあとも、定着支援という形で月に1度程度お会いしてお話しをしているのですが、こんな暑い日はその方のことを思い出します。
「あぁ、きっとこの暑い中、今日もお掃除しているんだろうな」と。
その方とお話しをしていると、いつも思うことがあります。
道路や駐車場、駅やビルの中など、ゴミが落ちているところはあまり見かけません。
「ゴミが落ちていない」というところに目はいっても
「ゴミを拾ってくれる人がいる」ということにはなかなか目がいかないなと思いました。
世の中には、ゴミはたくさんあるようなんです。
それを拾ってくれる人がいるから、目に触れにくいだけのようなんです。
ゴミ箱にゴミを捨てることができるのも、たまったゴミを捨ててくれる人がいるからなんです。
その方が言っていました
「ゴミ箱の中に、まだ飲み物が入った紙コップや、氷を捨てないでほしい」
よくあることで、本当に大変みたいです。
まぁ、少し考えればすぐにその大変さの想像はできます。
でも、その辺に捨てているわけじゃなくて、ちゃんとゴミ箱に捨ててるからいいじゃない。
そんな声もあるんだと思います。
そして、その方はこうも言いました
「その掃除を自分がやった。ってことは誰も知らないし、誰かに感謝されるわけでもない」
寝ているときに小人がやってくれているわけじゃない。
自分たちの当たり前の生活は、誰かの仕事の元に成り立っているのかもしれない。
そう思うともう、僕はその方に、感謝しかない。
僕はその方が働いていなかったときの様子も知っています。
「誰かに感謝されるわけでもない」
そう言いながら1時間、仕事の愚痴や、ゴミのマナーの悪さ、こんなものまで捨てていくのか!という驚いた話をするその方は
以前よりもずっと口数も多くハツラツと話をし
日に焼けたくましくなり
感じていた無職という負い目から解放され
次の休みには何をしようかと考えています。
そんなドラマも、サポステでは日常的に起きています。
気づかれない、小人の役割をしてくれている全てのお仕事に感謝したい。
たちかわ若者サポートステーション
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